セローにリアボックスを付けると

セローにリアボックスを付けるという発想は、かつてヤマハセロー(初期型)のオーナーであった頃の私にはありませんでした。週末になると、ヤビツ峠など丹沢山系の林道でオフロードバイクを駆っていた私ですが、やがてトルクの太さと車体のコンパクトさに惹かれてヤマハのセローのオーナーになっていました。

当時はオフロードバイクに限らず、リアボックス自体がそんなに普及していなかったと思います。アメリカンバイクや大型スクーターがパニアケースの一環として後部上端(リア)に付けていたボックスが今思えばリアボックスだったのでした。

そんな時代ですからオフロードバイクでツーリングに出かける時は大型スポーツバッグをリアキャリアにくくりつけ、デイパックを背負って乗るというのが定番であったように思います。ところが昨今、最新のセローのデザインを見ると、その瀟洒な作りはシティバイクとしてもなかなかおしゃれなもので、日常ユースを考えると確かに、セローにリアボックスが付いていると便利この上ないと思えるのでした。

リアボックスを付けたセローが走っているところを実際に何度か目にしています。感想としては、人が乗っているセローにリアボックスが付いていても違和感はありませんが、セロー単体のたたずまいにリアボックスの搭載はアンバランスな感じが否めません。リアボックスはやはりスクーターに一番マッチするのでは、そんな思いに駆られるところです。リアボックスが普及している昨今、原付スクーターもリアボックス一つでグレードアップします。

さて、そんなわけで、セローに取り付けるリアボックスですが、どんなメーカーのものであってもそこそこの容量のものであれば「似合わない」ということはないと思います。ただ、前述のように、セローに乗らない時にはリアボックスは載せておきたくないので、取り外しが簡単にできるタイプのものを選びたいところです。

セローのリアボックスに代えて

セローにリアボックスを取り付けるには、前提としてリアキャリアの設置が不可欠です。セローのリアキャリアは単体でも実にカッコいいです。角型のアルミパイプで組まれたタイプのリアキャリアはセローの外観を見違えたものにしてくれます。異論もあろうかと思いますが・・個人的には・・セローのリアキャリアにはリアボックスを付けるのではなく、スーパーカブのリアに似合う、郵便局員や銀行員向けのホンダのビジネスボックスが良いのではないかと思っています。また、思い切ってアイリスオーヤマのRVボックスを搭載してしまうといのもありかと思っています。

OGKのリアボックスとテールボックス

ogk製品のリアボックスはogkのボックスとかogkのテールボックスという名称でかなりの数が出回っています。OGK製のリアボックスの代表的なものに「RB-7 テールボックス ブラック(ホワイト)」があります。定価が税込み6,484円の商品ですが、オークションでは2,500円位で落札されていました。リアボックスとしてはポピュラーな存在で他のポピュラーな販売先と共にOGKのリアボックスが比較検討されているようです。しかし、OGKのリアボックスはリアボックスとしてはポピュラーな存在であってもバイクやスクーターに乗らない人には馴染みのないもののようです。

さて、OGKのサイトを覗いてリアボックスの商品一覧を探したのですが見当たりませんでした・・。

OGKは国内のメーカーで正式には「オージーケー技研株式会社」と言います。会社は 東大阪市高井田本通6丁目2-32 にあります。しかし、こちらの方ではバイク用品は取り扱っておらず、自転車の前後子供乗せ用のシートや自転車かごを販売しています。さらには OGK Baby のブランド名でわなげ・つみき・ガラガラ・まえかけ・おくるみ などの赤ちゃん用のアイテムを販売しています。

そしてバイク用品については「株式会社オージーケーカブト」という系列の別会社が担当しています。ここを覗くと、むしろOGKはバイク用のヘルメットやグローブで有名であることがわかります。しかし、ここのサイトでもリアボックスないしはテールボックスなるものは見当たりませんでした。

これはどうしたことでしょう?オ−ジ−ケ−技研株式会社のサイト良く見てみると「OEM承ります」という表記がありました。OEMとは製品を提供する先の企業のブランド名で販売するために製造するということです。ただ、昨今ではOEMの形態も多様化しているとのことなので「OGK」の名称を冠しての販売となっているのかもしれません。あるいは相互OEMということもあり、OGKのリアボックスを作っているところはOGKでは無いのかもしれません。考えばかりが先走りして結論が出ませんが後日良く調べてみたいと思います。

OGKを冠したリアボックスが流通していることは紛れも無い事実なのですが・・。

ワイズギアのリアボックスとセキュリティ

ワイズギアリアボックスの需要には一定のものがありますが、ワイズギアとは「Y'S GEAR」と表記し、ヤマハ発動機株式会社の子会社のことで正式には株式会社ワイズギアと言います。ヤマハのワイズギアと呼ばれる所以です。ワイズギアではモーターサイクルやマリンレジャー等の純正アクセサリー用品を製造・販売しています。

ワイズギアの製品情報を見てみると、バイク&スクーター・サイドカー・マリン・バイク駐車&収納機器・福祉機器・RV GEAR・PAS・その他製品の分野に分かれています。その中のバイク&スクーターの純正オプションカスタムパーツのバイク用品の中に「ボックス」というカテゴリーがあります。2009年9月現在、ボックスカテゴリーには15種類の製品がラインナップされていて、そのうちリアボックスと命名されているのがE45とE30という製品です。その他は小型リアボックスとリアボックスの無塗装版及びサイドボックス、並びにキャリア(ワイズギア マルチキャリア)及びリアボックスのパーツといった構成になっています。

ここのボックスというカテゴリーはいわば、リアケース全般をカバーしており、さすが大小のバイク・スクーターをラインナップするヤマハを彷彿とさせます。なお、人気のワイズギアのバイクカバーやETC(ナビゲーションシステム)もリアボックスと同じバイク用品のカテゴリーに存在しています。

リアボックスのセキュリティを考えた場合、できるだけ簡単かつ確実にロックできるカギの問題に関心が行くかと思いますが、バイクやスクーターをのものが盗難にあってしまっては何もなりません。そんな時のためにワイズギアでは盗難抑止ロックも扱っています。

いくらロックをかけてもバイク・スクーターの盗難の問題は永遠の課題です。ところがその永遠の課題を限りなくゼロに近づける製品が同じくワイズギアから出されています。その名もワイズギア SP1。正式な商品名は「Y'sGEAR SP-1セキュリティ」といいます。無線による相互通信によって、バイク・スクーターに異常が感知されると警報が鳴ります。電源切断に対しても警報。緊急時には任意に威嚇サイレンまで発してくれます。そして手元のレシーバーの液晶画面で常にバイクの状況が確認できるという優れものです。

ワイズギアではこのように、バイク・スクーターの使用に関するあらゆるシーンをカバーしています。

givi e300 トップケースとリアボックス

givi E300 はgiviからリリースされたリアボックスの中で最新(2009年7月現在)のものです。大きさ容量共にgiviのリアボックスの中でも中間的な位置づけで幅広いユーザ向けの仕様と言えましょう。

汎用ベース付きタイプのモノロックケースシリーズの一環で、リヤキャリアを備えるバイク・スクーターの車種のほとんどに取り付けることが可能な仕様になっています。givi E300以前のモデルでは、GIVI E260・E370・E470・V35・E26Nなどに人気が集中しています。

giviのケース(リアボックスなど)が人気の理由はそのヨーロピアンテイストにあります。国内有名メーカーであるArai(アライや、SHOEI(ショウエイ)以上の品質を誇りながらも日本にはないデザインとなっています。そういう意味では同じくgiviからヘルメットもリリースされているのですがリアボックス程の知名度はないようです。数あるバイク・スクーターの装備品の中、バイクショップのお勧めから漏れてしまっている逸品と言えるかもしれません。

さて、giviと言えばリアボックスということになるわけですが、giviがリリースするリアボックスはトップケースという位置づけです。すなわち、バイクのリアに装着するリアケース(パニアケース)中のトップケース(リア上部に装着)であるということです。そしてgiviではリアケース全体もカバーしているのですが、日常ユースでの実用にリアボックスのみが注目されているというわけです。

リアケース(パニアケース)全般は別称、ツーリングケースとも言われ、バイク・スクーターのリア部分のサイド並びに上部のスペースをフルに活用してキャリングケースを搭載する仕様のことを指します。中型バイク・スクーターでの中・長距離のツーリング(クルージング)に愛用されているので使う人を選ぶアイテムと言えます。ちなみにツーリングケースの仕様ではリアボックスの装着部位のケースを「トップケース」と言い、サイド部分のケースを「サイドケース」と呼んでいます。

ツーリングケースに注目した場合、無視できないのがクラウザー(KRAUSER)です。クラウザーは西欧ドイツ・ツーリングケースのトップブランドであり、パイオニアと言える存在で、ヨーロッパのみならず世界中でライダー達から愛用され続けています。K1シリーズを初代モデルとして、SYSTEM K2 ・SYSTEM K4、K5などをラインナップ。K1はSYSTEM K1 CLASSICとして重用されています。

リアボックスのみで事足りている人が多い中、値段は張りますがツーリングケースという存在も考慮する価値はあると思います。

カブビジネスボックスとホンダボックス

カブビジネスボックスとは通称カブボックスとかホンダボックス等と呼ばれる、スーパーカブの荷台に搭載するリアボックスのことを指します。銀行マンや郵便局の配達員の方が好んで搭載しているリアボックスこそ「カブ ビジネスボックス」に違いありません。

AES樹脂やFRPなど、リアボックスの素材に樹脂が多用される中にあって、カブビジネスボックスの中にはスチール(鉄)製のものも存在して堅牢なビジネスモデルであることをアピールしています。そもそもリアボックスという名称はバイクに興味ある人達の一般的な呼び名であって、仕事上でバイクにかかわる人達にとってはビジネスボックスという方が一般的であるといえるかもしれません。

この「カブ ビジネスボックス」、銀行や郵便局意外にも比較的公的といえる分野で必須のアイテムになっています。いわゆるNHK放送局の営業部門である、放送受信料の徴収にかかわるNHK地域スタッフの方々に愛用されているのです。


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ただでさえ徴収業務が大変であった地域スタッフの方々。NHKの不祥事が相次いで後、新規開拓業務は行われていないと聞きます。それでも既存の集金先や自動振替のおすすめなど、お仕事はまだまだおありのようで私の住む地域にもスタッフのお姿は今も時々拝見することがあります。その際、ベテラン?とおぼしきスタッフの方々のバイクはほとんどがスーパーカブでリアキャリアにはたいていホンダのリアボックスを搭載されています。いわゆるカブビジネスボックスです。

リアボックス人気から各メーカー様々なリアボックスを世に出していますが、ホンダのビジネスボックスは日本ではもっとも昔から使われているリアボックスではないでしょうか。搭載するバイクであるスーパーカブ同様、雨風や経年変化にもたくましく対応し続けた逸品といえます。

実は私の友人にNHKの地域スタッフをしていた人がいます。NHKの不祥事以降、営業成績が厳しく転職されましたがその後も在籍中に使っていたビジネスボックス搭載のスーパーカブに乗り続けています。一時期、今流行りのかっこいいリアボックスが安く手に入ったとのことで、背中部分にバックレストも装着して使っていましたが、ボックス本体の使い勝手が悪く、またホンダのビジネスボックスに戻してしまいました。様々なリアボックスがあるので一概にはいえませんが、個人的意見としては実用上「カブ ビジネスボックス」がリアボックスの一般使用では最高峰ではないかと思っています。